AIが翻訳してくれるから、もう英語学習は必要ないんじゃない?
- Azusa Kobayashi
- 7月1日
- 読了時間: 3分
更新日:5 日前

最近、そんな声を耳にすることが増えました。でも、本当にそうでしょうか?
Azutopiaで英語を教える意味は、単なる“翻訳できる能力”を育てることではありません。
今日は「AI時代に、なぜ今も英語を学ぶことが大切なのか」について、一緒に考えてみませんか?
AIは「意味」を理解しているわけではない
まず、AIが行っているのは「翻訳」というより「予測」。
たとえば、ある英単語のあとに続きやすい言葉を統計的に導き出して並べているだけで
感情や背景、文脈まで理解しているわけではありません。
たとえば、「考えておきます」をAIが英訳すると「I’ll think about it.」や「I’m not sure.」などが出てきます。
でもこの2つ、実際のニュアンスは大きく違いますよね?
「I’ll think about it.」は前向き、「I’m not sure.」は少し後ろ向き。
その違いを選び取れるのは、“人”だからこそできることなんです。
「伝わる」と「つながる」は違う
もちろん、AIを使えばある程度は伝えることができます。でも、それって本当に「心が通う会話」と言えるでしょうか?
信頼は、言葉の選び方や話し方、ユーモアや間の取り方といった“細やかな配慮”から生まれます。
たとえば、ママ友とのちょっとしたやりとりや、子どもの気持ちに寄り添う声かけなど…
そのニュアンスは、翻訳機にはなかなか伝えられませんよね。
だからAzutopiaでは、英語を「ただの言語」ではなく、「心を伝える手段」として教えています。
英語は、AIを使いこなすための“土台”になる
AI時代だからこそ、英語力は大切です。というのも、AIが提示してくれた翻訳が「正しいかどうか」を判断するには、自分の中にある程度の英語力が必要だから。
Google翻訳で出てきた日本語が「ん?なんか変?」と思ったこと、ありませんか?
それは、元の英語がきちんと理解できていないと、翻訳の精度を見極められないからです。
つまり、英語を学ぶことは「AIの活用力」を高めることにもつながっているんです!
Azutopiaで伝えているのは、“英語の力”ではなく“つながる力”
Azutopiaでは、モンテッソーリ教育やフィンランド教育の理念をベースに、子どもたちが自分で選び、感じ、試していける環境を大切にしています。英語もその一つ。「正解を覚える」のではなく、「表現する力」を育てたいと考えています。
英語を学ぶことで、子どもたちは自分の気持ちを伝える力を身につけ、世界中の人と“心で”つながることができるようになる。AIの力を借りながらも、自分の言葉で語れる子どもに育ってほしい――それが私たちの願いです。
最後に
英語を学ぶことは、単なる「翻訳スキル」ではありません。それは、自分の心を届ける力であり、人と信頼関係を築く力です。
AIがどれだけ発達しても、「人と人とのつながり」は言葉の中に宿ります。だからこそ、Azutopiaではこれからも“遊びながら学ぶ”体験を通じて、子どもたちの言葉の力、そして心の力を育てていきます。
ママたちにとっても、「英語はまだ必要?」と悩んだ時、このブログが少しでもヒントになれば嬉しいです。